「日本の青空」の上映成功を願って全国行脚をした際、多くの会場で「第2弾はいつできるのか」「早く次の作品をつくって欲しい」という要望があった。
映画のつくり手としては望外の歓びであり、そのエールに押されて企画したのが今回の“沢内村”に材をとった作品である。衆知のように岩手県の寒村“沢内村”は「自分たちで命を守った村」であり、深澤晟雄村長のリーダーシップのもとに、村民総ぐるみで半ば諦めていた“豪雪・多病・貧困”という三悪に立ち向かい、見事に克服した村である。
“生命行政”に徹した深澤村政は、全国の自治体で初めて60歳以上の村民と乳児の医療費を無料化し、やがて全国初の乳児死亡率“ゼロ”の偉業を達成する。
いま、多くの国民が怒り、廃止を求めている「後期高齢者医療制度」が、いかに非人間的な老人いじめの制度であるかが判るような、同時に、国民の生存権を保証している憲法第25条の輝きが増すような、そんな映画にしたいと思っている。
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