深澤晟雄が願い続けたものは、何であったのでしょうか。
豪雪の中に自動車を運行させたことも、乳児死亡ゼロの達成も、老人医療費の無料化も事実であり、輝かしい業績であります。しかし、これらの事実は深澤晟雄の願いの目に見える一部でしかなかったのではないかという思いが募るばかりです。今、分権社会が進行している時代です。生活にかかわるものは地方にまかせるという方向に国も県も変ってきています。国から地方へ、県から市町村へと権限の移譲が行われています。行きつく先は国家政府と地方政府の対等の関係樹立です。私には深澤晟雄は早くからこのように時代が流れることを予感していたのではないかと思われてなりません。情実が先行しては、真の自治は成立しないことを見通していたに違いありません。生命に結びつく保健婦さんたちの活動、婦人会や青年会を組織し、強化を促したことも「主権在民」の本来の姿を確立するためであったように思われます。村民の精神的自立と独立独歩の生活者としての誇りこそ、最後まで念じた願いであったのではと思う日々です。 |
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